2017年4月7日金曜日

高く飛び上がる為には、低くなる必要がある

おとといの午後辺りから、急に胃が痛くなり気分が悪くなった。日頃健康を誇っている私には珍しいことだ。普段は胃がどこにあるのかも分からないぐらいなのに。

起きられないほどではないが、全身が不調な感じだったので、昼間はひたすら寝ていた。恐らくは胃に来る風邪か、軽い胃腸炎のようなものだろう。

食欲もないので、ダイエットにちょうどいいやと思ったが、いつものように元気に動けない。そういう時は元気な気持ちや思考を抱くことも難しくなる。

一度病気になってしまった人は、そこからポジティブな気分でいることが、いかに難しいかと思い知った。ポジティブ思考って、元気でいるからこそしやすいのだ。

おととい昨日と、体調も気分も全開ではなかったが、今日起きたらまた全開になっていた。すっかり回復してまた今までの元気な私になっていた。サクサク動けるというのは、エネルギーがいっぱいだということなのだ。エネルギーがないと動くことも難儀である。

2日ばかり体調が悪かっただけでも、体調が回復した時には喜びを感じる。体調が悪かったのは、この喜びを感じる為だったのかもしれない。体調が良いのを当たり前だと考えやすいが、本当はとても喜ばしいことなのだ。この喜びを忘れないように、人間は時々は悪いことも必要なのだろう。

桜の蕾も、ある程度の寒い日が続かないと膨らまないそうだ。寒い日が蕾を育てる。そして暖かい春が来ると全身で喜びを表して、桜の花は満開になる。寒い日があってこそ咲き誇るのである。

明けない夜はない、と言う。輝かしい夜明けの前には必ず暗い夜がある。夜があるからこそ、夜明けがやってくるのだ。何事も喜びの前には我慢の時期が必要なようだ。

つまり、高くジャンプする為には、一度腰を低く落とす必要があるのだ。低く落とすほどに、飛び上がる力が増す。現在、低調な運勢にある人は、これから高く飛び立つ為の準備をしているということなのだ。

「運命の女神には前髪しかないんだって」

と娘に言ったら、

「ママって学校の先生みたいなことを言うね。先生も『運命の女神には前髪しかない』とか、『明けない夜はない』って言うんだよ」

と娘は言っていた。これらの言葉は、若い世代の子にはピンと来ないかもしれない。しかし私たち年配の世代は、こうやって自分を鼓舞して生きてきた。

明けない夜はない。夜はいつか明ける。夜が長く続くと、このまま一生明けないのではないかと不安になることもある。しかし夜は必ず明けるのだ。

夜が長いのは、夜が明けた時に謙虚に驕ることなく、夜明けを楽しみ祝うことが出来る為だ。辛かった夜のことを思えば、夜明けの喜びもひとしおだ。

そしてまだ夜の中にいる人たちの苦しみが理解できる。その人たちに手を差し伸べることも出来る。そこにはかつての自分がいるのだから。

いや~、元気なのはやっぱり有り難いのだ。当たり前ではないのだ。これはとても恵まれていることなのだ。元気でいられるだけでとても嬉しくなる。これも何日か体調を崩したお陰でそう感じるのだ。

また今まで通り元気いっぱい全開になった私は、さて今日は何をしようかな。低くなる日があったからこそ、喜びと感謝を持って高く飛び立てるのである。