2017年4月13日木曜日

自分の為にお金を使うことはもったいない

昨日はブログ記事を書き、家事を終え、早くに暇になってしまった。さて今日はどうしようかな、天気も良いことだし、電車で隣町にまで行ってみようか。

ずっと寒かったり雨が降ったりで今いちだった気候も、昨日は春本番といった陽気になった。むしろ夏に近づいたぐらいだ。こんな日はどこかに出かけたくなる。家にいたのではもったいない。

しかし考えた。用もないのに電車賃を使って隣町まで行くこともないわ。何も買わないのに、ウィンドウショッピングをしても仕方ない。それよりは、いつものように家で本を読んでいる方がいい、と。

私はふと思った。自由に自分の人生を楽しみたいと思いつつも、いざその機会が来ると、私は人生の楽しみ方を知らないのではないか、と。

前日から卵サンドが食べたくなっていたので、せめてもの贅沢にと、近所に買い物に出たついでに、パン屋で卵サンドを昼食用に買った。それを家で食べて、昨日は家で本を読んで過ごすつもりだった。

卵サンドを食べようとした時に、娘からメールが来た。「今日、お昼を一緒に食べない?」と。

それなら話は別だ。娘とお昼を食べる為に出かけるなら、お金を使うことはもったいなくない。それは立派な用事だもの。それも、娘を喜ばせる用事なのだ。

私は卵サンドを冷蔵庫に入れて、いそいそと出かける準備をした。自分の為だけに出かける気になれなくても、娘の為なら出かけたい。出かける価値があるのだ。

東京で娘と昼食を楽しんだ後、娘は「甘い物を買って帰りたい」と言った。娘と会うといつもそうだ。帰りに手土産のスイーツをねだられる。そこで、デパ地下でケーキとマカロンを詰めてもらって、一人暮らしの娘に持たせた。

もちろん、私の分は買わない。私にお金を使うなんてもったいない。でも娘が喜ぶ為に使うのはもったいなくない。

考えてみたら、結婚以来、こうやってずっと自分の為に使うお金は節約してきた。自分の為に惜しげなくお金を使っていたのは、OL時代だけだ。

専業主婦で夫の稼ぎだけで生活しているのだから仕方ない。私はパートに出て家計を助けるより、自分の為に使うお金を節約して、自分の自由時間を確保することを選んだのだから。

洋服や化粧品やアクセサリーを買うなんてもったいない。それらは最小限で済ませる。冬場に夫と二人の時はエアコンを使うけど、昼間に私一人の為にエアコンを使うなんてもったいない。エアコン代を節約する為に、昼間から布団にもぐって本を読む。

私が自分の為にお金を使うのは、本を買う時ぐらいだ。本だけはどうしても読みたい。だから、本を買う為にその他の自分に使うお金は節約する。私の持ち物のほとんどは本である。

私はOL時代に1,000万円貯めたけど、それのほとんどは家族の為に使ってしまった。自分の為に使ったお金の総額って、あまり多くないように思う。結婚して以来、夫の給料も私が独身時代に貯めたお金も、みんな家族の為に使ってきた。自分の為に使うお金は少しでも節約して、家計のやりくりをしてきた。

私は自分の為のお金を節約して、家族の為に使うことが習慣になってしまっているのだ。自分の為に使うお金はもったいないけど、家族の為に使うお金はもったいなくない。

人生を楽しむ為には、時にはお金が必要だ。そして私が人生を楽しむ為に使うのは、ほとんど本代だけ。それ以外の人生の楽しみ方が分からない。特に、自分だけを楽しませる人生を、どうやって生きたらいいのか分からない。自分の為にお金を使うのがもったいないから。

家に帰宅して、冷蔵庫にしまった卵サンドを夕飯に食べた。パン屋で買ったのに、思ったほど美味しくなかった。これなら自分で作った方がよっぽど美味しいわ。もったいないことをした。次からは自分で作ろうと思った。

私の老後はどんな金銭事情になるのだろう。どんぶり勘定の私には予想ができない。でも、自分の為にお金を使わない習慣にしておけば、間違いはないだろう。お金がなくても困ることはない。

なんだか私は一生貧乏のような気がする。例えお金があったとしても、自分の為にお金を使うのがもったいないのだから。でも家族の為に使うのはもったいなくない。娘が困らないように、出来るだけ娘にお金を遺してやりたい。

ターシャ・テューダーさんみたいに、決して派手だったり贅沢をする訳ではないけど、日々の暮らしを楽しむ為にお金を使う程度には、自分の為にお金を使えるようになるのが、今の私の目標である。ターシャは人生の楽しみ方の名人だ。人生は楽しまなければもったいないのだ。

でも、それすらも結構お金が必要な気がする。ターシャも、生活の為や球根を買う為に絵を描いていると言っている。

もしも多少のお金があったとしても、私は一生布団にもぐって本を読んでいるような気がする。しかし、本を読んでもそこから得たものを活用しなければ意味がない。生きることは本を読むことではないのだ。

どうやって生きたらいいのかと本を読む。でも一体いつになったら私は生き始めるのか。

家族や誰かの為に生きることは得意なのだけど、自分の為に生きるのが私は苦手なようだ。自分の人生を生きたいと思いつつも、どうやって生きたらいいのか分からない。

でも、本を読んでいるだけでは、自分の人生は生きられない。それだけは最近、ちょっと解ってきた。

家庭の主婦はいつも家族が優先だ。家族を満足させることが主婦の使命である。そして自分のことはいつも後回し。自分の為に使うお金はもったいない。家族を楽しませても、自分を楽しませることはない。自分を楽しませる為にお金を使うなんてもったいない。

家族はお金を使って楽しませる価値があるけど、私は?一体、何が一番もったいないことなんだろう?

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